自立訓練(生活訓練)とは
対象・サービス・料金など基本情報を紹介

「自立訓練(生活訓練)」は、障害のある方が自立した生活を送るための障害福祉サービスです。

今回の記事では、サービスの概要、対象者、支援内容やプログラム例、利用料金などの基本情報をお伝えしつつ、自立訓練(生活訓練)事業所ディーエンカレッジの現役支援スタッフと利用者の方のリアルな声をあわせて紹介します。

自立訓練(生活訓練)事業所ディーエンカレッジでの支援経験をもとに役立つ情報を発信していきます!
こんなお悩みのある方に
おすすめのサービスです
  • 生活リズムが乱れている
  • 夜更かしが多く、朝起きるのがつらい
  • お金の管理や貯金ができない
  • 働くことに不安がある
  • コミュニケーションが苦手
  • 休職(休学)中、休むか悩んでいる
  • 障害による「生きづらさ」がある
お子さまの将来が不安な
ご家族の方
もぜひご覧ください
  • 学校・仕事を辞めたあと、ひきこもっている
  • 昼夜逆転生活で生活リズムがバラバラ
  • 今のままでは一人で生きていけそうにない
  • 働く気がなさそう
  • 社会復帰できるか不安
  • 親亡き後に生活ができるイメージが湧かない
  • 人付き合いができていない、友人がいない
社会に出てほしい・自立してほしいけど、何から始めるべき?どうサポートしたらいい?と悩まれているご家族の方に向けた、個別相談会も承っています。
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「努力」「やる気」だけでは解決しないことがあります。
一人ひとりに合わせた対策が必要です。
まずはあなたのこと、お聞かせください。

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自立訓練(生活訓練)とは

自立訓練(生活訓練)は、障害のある方に対し、自立した日常生活や社会生活を営むために必要となるスキル習得のサポートやアドバイスをおこなう障害福祉サービスです。
自立訓練には、生活能力の維持や向上を目指す「生活訓練」と、身体機能の維持や向上を目指す「機能訓練」がありますが、今回は「生活訓練」について紹介します。
※詳しい違いについては自立訓練(機能訓練)との違いをご覧ください
自立訓練(生活訓練)の目的は、サポートを受けながらも、自分の力で生活を送ることができるようになることです。
「自立」とは具体的にどのようなことを指すのか、代表的なもの4つを紹介します。
  • 生活的自立:掃除・料理・洗濯など身の回りのことを自分でおこなう

  • 経済的自立:自分で収入を得て、金銭管理をする

  • 社会的自立:地域社会の一員として責任を持ち、他者との健全な関係性を築ける

  • 精神的自立:自分で判断し決定する(自分の行動や目標を自分の意思で決める)

「自立」と聞いてぱっと思い浮かぶのは、生活的自立と経済的自立だと思いますが、社会で自分の力で生きていくためには、社会的自立と精神的自立を目指すことがとても重要です。

生活スキルの習得だけではなく、社会に出るための「自信」をつけること、自分が「やりたいこと」を見つけることも目指していきます。
「他者からの助けを受けずに生活する」のではなく、「適切に援助を求めること」ができるように、社会資源と繋がっていくためのサポートもおこないます。
具体的なプログラム内容は自立訓練(生活訓練)のサービス内容|プログラム内容で紹介します。

自立訓練(機能訓練)との違い

「生活訓練」も「機能訓練」も障害のある方が自立した生活を目指す点では同じですが、「機能訓練」は、身体機能の維持や向上のために必要な訓練をおこないます。
  • 内容:理学療法や作業療法などの身体的リハビリテーションや生活に関する相談・助言等

  • 対象:主に身体障害や難病のある方で、身体的・精神的なサポートが必要な方

自立訓練(生活訓練)の種類

自立訓練(生活訓練)の中にも事業所の種類があります。
  • 通所型:自宅から事業所に通って訓練を受ける

  • 訪問型:通所することが困難な場合に、自宅で訓練を受ける(支援員が訪問)

  • 宿泊型:日中の利用が困難な場合に、夜間の宿泊場所にて訓練を受ける

ご家族の方の参加も歓迎!/
ディーエンカレッジでは 
無料相談・体験会を随時開催しております!
お気軽にフォームよりお問い合わせください。

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自立訓練(生活訓練)の対象者

自立した生活を営む上で、生活能力の維持や向上のために支援が必要な原則18~64歳までの障害のある方が対象です
  • 職場や学校を休んでいる、休むか悩んでいる

  • 卒業後の進路が決まっていない

  • 就職したいけど自信がない

  • 生活が安定していない

  • 精神障害、発達障害などの障害による困りごとがある

  • そんなお悩みのある方が利用することができます。

さらに詳しく解説していきます。

条件は?手帳がなくても利用できる?

自立訓練(生活訓練)の対象となるのは、以下の3つに当てはまる方です。

  • 障害(精神障害、発達障害、知的障害、身体障害等)のある方

  • 原則18~65歳未満の方

  • 自立した生活を営む上で、生活能力の維持や向上のために支援が必要な方

医師からの診断書や意見書があれば、障害者手帳の取得は必須ではありません

どんな人に向いている?

障害のある方が利用できるサービスはいくつかありますが、その中でも「自立訓練(生活訓練)」の利用をおすすめするケースについて紹介します。
ディーエンカレッジの現役支援スタッフたちと利用者・卒業生の方に聞いてみました!
自立訓練(生活訓練)に向いているかを確認できるチェックシートを用意しましたので、ぜひご活用ください。

ディーエンカレッジをおすすめしたい方

すぐに「就職」や「就学」を目指すのではなく、まずは日常生活を整えたり、将来やりたいことを見つけたり、社会に出る前の準備を自分のペースで進めていきたいという方におすすめです。

ディーエンカレッジの利用者・卒業生の皆さまが、利用することを選んだ理由について紹介します。ご自身にも当てはまるかどうかチェックしてみてください。参考になると思います!

自立訓練(生活訓練)ディーエンカレッジを利用した理由

※2024年4月利用者アンケートより
  • 1位働くための準備がしたい
  • 2位生活リズムを整えたい
  • 3位自分のペースで学びたい
  • 4位障害特性への対策を学びたい
  • 5位居場所や相談相手がほしい
これらの利用動機をもとに、「お悩みチェックリスト」を作成しました。4つ以上チェックがつく方は、ぜひ自立訓練(生活訓練)の利用を検討してみるのがおすすめです。
お悩みチェックリスト
  • 生活リズムが乱れている(昼夜逆転・不規則な生活)
  • 障害による生きづらさや困りごとがある
  • 家事(炊事・片づけ・掃除等)ができない
  • 服薬や通院に関する悩みがある
  • お金の管理(貯金や支払い等)が苦手
  • 働くことに不安がある、就職できるか心配
  • コミュニケーションや対人関係が苦手
  • 仕事をしても続かない、長期的に働いたことがない
  • 好きなことや趣味がない
  • 自分が将来やりたいことや向いている仕事が分からない
  • 相談する相手がいない、相談することが苦手
4つ以上のチェックがつかなくても、障害のある方で、将来のことが心配な方・社会に出ることに不安を感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせフォーム →
同じ障害福祉サービスである「就労移行支援」や「就労継続支援」とどちらにするか悩まれる方も多いのですが、最大のポイントを紹介します。
  • すぐに就職を目指したい方 
    就労移行支援・就労継続支援

  • まずは働くための準備をしたい方 
    自立訓練(生活訓練)

働きはじめる前に、生活を立て直す必要があったり、自分がやりたいこと・得意なことを見極めたかったり準備をしたい方は自立訓練に向いていると言えます。自立訓練を卒業した後に就労移行支援等を利用するケースも多いです。
各障害福祉サービスの違いについては自立訓練(生活訓練)のサービス内容|他の障害福祉サービスとの違いは?で詳しく説明します。

ちなみに、自立訓練を卒業した後の進路として就職以外を選択するケースもあり、専門学校やプログラミングスクール等への進学資格取得などを目指す方もいらっしゃいます。
就職をもうひとつ先の目標として、まずは自分のやりたいことや将来を考える時間に充てることも可能です。
卒業後の進路については利用期間・頻度とその後の進路|卒業後の進路は?で詳しく紹介します。

まずは相談してみませんか?
「悩みを聞いてもらいたい」
「困りごとについて一緒に考えてほしい」
「自立訓練に興味がある」と思ったら
お気軽にご連絡ください。

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自立訓練(生活訓練)のサービス内容

自立訓練(生活訓練)は、自立した生活を送るために必要となる知識やスキルを習得し、生活の安定と社会参加ができるようになることを目指すことをゴールとしたサービスです。
どこの事業所でもサービスの目的は同じですが、具体的なプログラムや訓練の内容は事業所によってさまざまです。
また一人ひとりの状況や課題に応じて提供されるプログラムやサポート内容が異なるケースもあります。

プログラム内容

今回は多くの事業所でおこなわれているプログラムと習得できるスキルについて紹介します。
ディーエンカレッジのプログラムはディーエンカレッジとは|プログラムで詳しく紹介しています!
一人ひとりの状況や課題などに応じて、必要な支援が受けられるように計画をしていきます。
プログラムの受講スタイルはさまざまで、セミナーのような座学やレクリエーションなどの体験、グループワークなどがあります。

生活プログラム

日常生活において必要な基本的なスキルを習得します。
  • 生活習慣(規則正しい睡眠・食事など)

  • 片づけ・身だしなみ・衛生等、自分の身の回りのケア

  • 料理・掃除・洗濯などの家事

  • 医療機関や公共交通機関、福祉サービスなどの利用

  • 体調管理(通院・服薬、運動、ストレス対策、セルフケアなど)

  • 金銭管理(家計・支払い管理・貯金など)

  • 一人暮らしを目指したい・生活の基盤を整えたい方におすすめ!

就労プログラム

働くために必要になるスキルを習得します。
  • 職業訓練(PCスキル等)

  • 就職活動(履歴書作成や面接練習)

  • ビジネスマナー

  • 就職を目指したい方におすすめ!

コミュニケーションプログラム

他者との適切な関わり方や円滑なコミュニケーションスキルを習得します。
  • 基本的なコミュニケーションスキル

  • チームワーク(協調性や役割分担を理解する)

  • コミュニケーションに苦手意識がある方におすすめ!

障害理解・対策プログラム

自分の障害や疾患と付き合うためのスキルを習得します。
  • 自己理解、障害理解

  • 特性対策、セルフケア

  • 感情のコントロール

  • 障害や疾患による困りごとがある方におすすめ!

より具体的なイメージを持っていただくために、ディーエンカレッジで実際に提供しているプログラムの例を紹介します。

ディーエンカレッジのプログラム例

ディーエンカレッジでは「社会へ一歩踏み出す勇気」に必要な、安心感・自信・将来への興味関心を持つためのプログラムを提供しています。
ソーシャルスキルプログラム
~自立に必要なスキルを学ぶ~
400種類以上のオリジナルプログラムの中から、自分に必要なスキル獲得を目指します。
例:規則正しい生活、金銭管理(支払い、貯金等)、家事(掃除、洗濯、料理等)、コミュニケーション、他者との関わり方 等
セルフケアプログラム
~自己対処力を身につける~
睡眠・食事・ストレス対処・運動の4つの視点で生活改善に取り組み、自分自身で心身の健康を管理し、ストレスや体調不良の対処や予防ができるようになることを目指します。
プレジョブプログラム
~就労準備性を高める~
さまざまな業界や職業を知ることで、働くことへの興味関心を高め、自分の将来の選択肢を広げることと目指します。
詳細はディーエンカレッジとは|プログラムをご覧ください。
見学・体験会も随時開催しております!ご家族の方だけのご参加も大歓迎です。

他の障害福祉サービスとの違いは?

障害のある成人を対象とした障害福祉サービスには、「自立訓練」以外に「就労移行支援」と「就労継続支援」などがあります。いずれを利用すべきか悩まれる方が多いため、詳しく解説します。

就労移行支援とは

  • 対象:一般企業で働きたい方

  • ゴール:一般企業への就職

  • 内容:働くために必要な知識やスキル習得の訓練・サポート

就労継続(A型・B型)とは

  • 対象:現時点で一般企業での就労が難しい方、支援を受けながら働きたい方

  • ゴール:安定して働き続ける(一般就労へのキャリアチェンジ)

  • 内容:働く機会の提供、福祉的なサポート

ポイントをまとめました。
  • まずは働くための準備をしたい方・生活の自立を目指したい方 
    自立訓練(生活訓練)

  • 一般企業で働くことを目指したい方 
    就労移行支援

  • 福祉的なサポートを受けながら安定して働きたい方 
    就労継続支援

働くための準備段階やそのときの障害や疾患の状況に合わせたサービスを選ぶようにしましょう。

利用期間・頻度とその後の進路

どれくらいの期間・頻度で通えるの?卒業した後の進路にはどんな選択肢があるの?など、よくあるご質問にお答えします。

利用期間は?期間延長はできる?

自立訓練(生活訓練)の利用期間は、原則として最大2年間です。
継続して支援を受ける必要性が認められた場合には、最大3年まで利用できるケースがあります(お住まいの市区町村への申請と審査が必要)。
長期入院をしていた場合などは3年間になるケースもあります。

利用頻度は?決まっている?

利用頻度は調整が可能なことが多いです。事業所によって異なるためディーエンカレッジでの事例を紹介します。

ディーエンカレッジの事例

一人ひとりの状況に応じて、無理なく利用いただくための調整をおこないます。
例えば、通所に慣れるまでは週1回、生活リズムが整うまでは午後からなど、週の利用回数や時間帯をご本人・ご家族の方と支援スタッフとで相談したうえで決めていきます。
将来的な自立を見据えて、段階的に週5日通えるようにサポートすることが多いです。
実際の支援事例を紹介します。
Bさん(25歳 診断名:うつ病、不安障害)
  • 1か月目:まずは「安心して通う」からスタート。週2日・午前のみ通所。
  • 4か月目:電車で自力で通所することにチャレンジ。週2回、午前のみ通所。
  • 12か月目:日中活動し続けるための体力づくり。週3回、終日通所。
  • 14か月目:自分の進路を目指すための準備。週4回、終日通所。
Aさん(19歳 診断名:ADHD、軽度知的障害)
  • 1か月目(前半):朝が苦手なため昼から通所することからスタート。週1回、午後のみ通所。
  • 1か月目(後半):段階的に日数を増やすチャレンジ。週2回、午後のみ通所。
  • 2か月目:規則正しい生活リズムを送る練習。週2回、終日通所。
  • 3か月目:将来働くための準備を開始。週3回、終日通所。

卒業後の進路は?

自立訓練(生活訓練)を卒業したあとの進路はさまざまです。
一般企業への就職、福祉的就労(就労継続支援A型・B型)、就労移行支援の利用、学校(大学・専門学校・プログラミングスクール等)への就学・復学などがあります。

ディーエンカレッジの事例

ディーエンカレッジでは、サービスの利用を通して「自分が将来やりたいこと・目指したいこと」を探していきます。
生活リズムが整い、知識やスキルを身につけたあとには、自分の決めた進路の実現に向けた準備に入っていきます。
実際の支援事例を紹介します。
Bさん(25歳 診断名:うつ病、不安障害)
プログラムを通じて「ゲーム業界で事務職に就きたい」という将来の夢を発見。
将来やりたいことの実現に向け、「IT特化の就労移行支援」を次の進路に決定。
Aさん(19歳 診断名:ADHD、軽度知的障害)
自分の障害への理解を深め、まずは無理なく働くことを目指すことに。
支援を受けながら働ける「就労継続支援B型」を次の進路に決定。
このほかに、一般企業への就職・自立訓練(生活訓練)・復学・アルバイトなどに進路決定し、自分の将来の夢の実現を目指されている方がいらっしゃいます。
進路は一人ひとりの希望や状況によってさまざまですが、実績としては就労移行支援・就労継続支援B型を選択された方が多いです。

利用料金

自立訓練(生活訓練)の利用料金は、9割が国と自治体が負担、残りの1割が自己負担です。
さらに、世帯所得に応じて4つの「負担上限月額区分」が設定されており、1か月の利用日数に関わらず、それ以上の負担は生じません。

ディーエンカレッジの利用者の方のうち約9割程度が、自己負担額0円で通所されています。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯(※注1) 0円
一般1 市町村民税課税世帯(所得割16万円(※注2)未満)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除く(※注3)
9,300円
一般2 上記以外 37,200円
※注1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
※注2:収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
※注3:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。

所得を判断する際の世帯の範囲は以下のとおりです。
18歳以上の障害者(施設に入所する18、19歳を除く):​障害のある方とその配偶者
18歳未満の障害児:​保護者(扶養義務者)の属する住民基本台帳での世帯

更に詳しく知りたい場合は厚生労働省|障害者の利用者負担よりご確認ください。

利用の流れと事業所の選び方

利用までの流れは?どこに相談すればいい?自分に合う事業所の選び方のポイントはある?など、よくあるご質問にお答えします。

利用の流れ

自立訓練(生活訓練)の利用までの流れを紹介します。
まずは利用に関する相談をすることからスタートします。
ディーエンカレッジでは、「まだ利用するか悩んでいる」「まずはどんなところか知りたい」という方からのお問い合わせも承っています。ご本人はもちろん、ご家族からの相談も大歓迎です。
無料相談や見学・体験会も実施していますので、お近くの事業所にお気軽にご連絡ください。
事業所一覧 →
STEP 1 相談・お問い合わせ

市区町村の障害福祉窓口や自立訓練(生活訓練)事業所に利用に関する相談をおこないます。
お近くの事業所は、インターネットで情報を調べることもできますし、障害福祉窓口に紹介してもらうこともできます。

希望する事業所が決まったら、利用相談の問い合わせをしましょう。

診断書や障害者手帳がない場合でも相談を承っています。利用をする際には障害の診断書や意見書が必要となりますが、相談や体験会の参加時は必須ではありません。
STEP 2 見学・体験
事業所の見学・体験会に参加します。事業所や支援スタッフ・利用者の方の雰囲気や、プログラム内容について知ることができます。
利用後のミスマッチを防ぐためにも、見学だけではなく実際のプログラムを体験してみるのがおすすめです。
まずはご家族だけでお見えになるケースも多いです。お子さまに合いそうか、通えそうかを事前にチェックしていただいたうえで、後日ご本人向けの体験会をご案内することも可能です。
STEP 3 ご利用手続き(受給者証発行)
利用する事業所が決まったあとは、市区町村の障害福祉窓口で「障害福祉サービス受給者証」の交付の手続きをおこないます。
申請から交付までは約1~2か月程度かかることがあります。
交付までの期間も体験会に参加いただくことが可能です。手続きのサポートもおこないますので、ご安心ください!
STEP 4 利用契約
受給者証の発行が完了したら、利用する事業所と利用契約をおこないます。
契約時までに、一人ひとりの課題やお悩みに合わせた「個別支援計画」を支援スタッフが作成します。
契約をする際に、利用開始日やスケジュール、利用を通じて解決したい課題や身につけたいスキルなどについてお伺いします。もちろんご家族の方も同席いただけます。

自立訓練(生活訓練)事業所の選び方

利用する自立訓練(生活訓練)事業所を選ぶときには、「自分に合っているかどうか」を見極めることが重要です。
事業所によって、プログラムの特色や参加スタイルはさまざまです。選ぶときのチェックポイントを紹介します。

ご家族の方が事業所選びをするときにも、お子さま本人の意向を聞くことはとても重要です。
事業所や支援スタッフの雰囲気や、プログラムの難易度や内容、個別で過ごせる空間があるかなど、一人ひとり重視するポイントはさまざまですが、体験会を通じて「通うことができそうか」をチェックするのがおすすめです。

1.プログラムやサポート内容との相性

自分の課題(困りごと)や目的(学びたいこと)に合っているか
自立訓練(生活訓練)のサービス内容でもお伝えしたとおり、事業所によって提供されているプログラムはさまざまです。希望するプログラムが提供されているか確認をしましょう。
課題・目的別のプログラム例
  • 生活リズムを整えたい・体調管理を学びたい 
    セルフケアプログラム

  • 一人暮らしをしたい 
    生活スキルプログラム

  • 就職を目指したい 
    就労プログラム

  • 障害との付き合い方を学びたい 
    障害理解・対策プログラム

ディーエンカレッジでは、「自立力判定ツール」というオリジナルの分析ツールの結果をもとに、一人ひとりに必要なサポート内容を見極め、支援計画を立てていきます。
自分のペースに合った支援をしてくれるか
体力や心身の健康状態によっては、利用頻度を調整したいという方も少なくありません。
ゆっくりと自分のペースで学びたい方、短期間で働けるようになることを目指したい方など、一人ひとりの希望に応じて支援をおこなってくれるかどうかも確認しておきたいポイントです。
チェックポイントの例
  • 支援スケジュール(個々の希望や状況に沿って調整が可能か)

  • 通所の頻度(週何回・1日何時間から利用できるか)

  • 個別支援(集団訓練に参加できないとき等に個別での対応をしてくれるか)

ディーエンカレッジでは、「通い続けること」がとても重要だと考えています。
そのためにも、一人ひとりの状況に寄り添ったスケジュール設定はもちろん、個別ブースを用意し「自分のペースで無理なく過ごせる環境・時間」も提供しています。

2.事業所との相性

事業所の雰囲気や、支援スタッフ・他の利用者の方と合いそうかも重要なポイントです。
居心地のよさ安心感がある空間でないと、通所すること自体にハードルが生まれてしまいます。実際に事業所に足を運び、自分に合いそうかをチェックするようにしましょう。
チェックポイントの例
  • 落ち着いたもしくは活発な雰囲気(自分に合う雰囲気か)

  • 支援スタッフの対応(距離感や接し方が適切か)

  • 他の利用者の方の年齢層・障害種別等

  • 個別ブースや休憩スペースの設置

ディーエンカレッジの利用者層は、年齢層:10~20代後半、障害種別:精神・発達・軽度知的障害のある方が多いですが、幅広い年齢層・障害種別の方が在籍しています。
居心地の良い空間づくりを重視しており、パーテーションで仕切られた個別ブースやスタッフと雑談ができるソファー席などもご用意しています。

3.事業所への通いやすさ

自立を目指すためには、一定の日数・時間、活動し続けられるようになる必要があります。とくに就労を目指す場合には「勤怠の安定(決められた時間に出勤し、決められた時間勤務すること)」が求められることが多いです。
段階的に通所時間を延ばしたり、休まずに通い続けたりする練習をするのも自立訓練での訓練のひとつです。とはいえ、遠方に通い続けることはハードルが高いため、無理なく通えそうかどうかも重要なポイントです。
チェックポイントの例
  • 自宅からの距離や交通手段

  • 通所時間や日数(週何回・何時間)の調整ができるか

  • 体調が優れない日等に、在宅支援(リモート訓練や訪問訓練)が受けられるか

リモート訓練の可否については、お住まいの市区町村の判断によるため、ご希望がある場合はまずはお問い合わせください。
利用者・卒業生の方の支援実績や事例を聞くこともおすすめです。
  • 卒業後の進路

  • 卒業までの利用期間

  • 利用開始前の困りごと・課題と現在の様子(できるようになったこと等)

とくに「就職」を目指している方は、就職先や雇用条件(仕事内容・雇用形態・給与等)などについて詳しく聞いてみるのもよいでしょう。

実際利用してみてどうだった?利用者・卒業生の声

ここまで、自立訓練(生活訓練)の概要を説明してきましたが、本記事を読んでいる方の多くが一番気になっているのが「通う意味があるの?」「どんな良いことがある?」といった実際の「声」だと思います。
ディーエンカレッジの利用者及び卒業生の方へのアンケート結果(2024年4月実施)をまとめました。

利用して良かったこと

  • 外に出る習慣がついた

  • 生活のリズムを整えることにより、体力がついてきた

  • 家以外に、障害のことをさらけだせる居場所ができた

  • 人と話せるようになってきた

  • 色々な体験ができ、自分の可能性が広がったこと

  • 自分が知らないことを学んだり体験できること

  • 利用者さんや自分の障害特性を知れたこと

身についたこと・学んだこと

  • 自分の障害特性の理解

  • 人と接することに慣れること

  • 生活習慣を整えること

  • コミュニケーション力

通所して変わったこと

  • 生活リズムが整った

  • 物事を簡潔に説明する習慣ができた

  • 自信がついた

  • 人に相談することへのハードルが下がった

  • 人との交流が楽しめるようになった

何事にも「最初の一歩」がありますが、その一歩を踏み出すことは誰にとっても難しいものです。
勇気が出なかったり、自信が持てなかったり…
私たちディーエンカレッジは「社会に一歩踏み出すあなたのサポーター」として、一人ひとりに寄り添う支援をおこないます!
\お気軽にご相談ください!/
自立訓練に少しでも興味がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
自立訓練に関するご質問はもちろん、将来のこと・働くことにお悩みがある方への無料相談会も開催しております!
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